シダ(;´Д`)ハァハァ
山で見かけたシダ類の紹介
プロフィール

Author:いので
東京区部在住。シダ歴6年くらい?
春から秋にかけてシダを求めて奥多摩、奥武蔵、箱根、湯河原、三浦半島、伊豆、房総、富士山麓などを日帰りで歩いてます。
参考図書;日本の野生植物「シダ」(平凡社)、検索入門しだの図鑑(保育社)、葉によるシダの検索図鑑(誠文堂新光社)、新装版日本のシダ植物図鑑(東京大学出版会、奮発して買っちゃったお!)

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変なベニシダ
近所の公園に妙ちきりんな葉をしたベニシダが生えてます。
前から気になっていたんですが、散歩がてら撮って来ました。


RIMG1956.jpg

RIMG1940.jpg

中軸が途中から二叉していてちょっとウラジロみたいになっています。

RIMG1945.jpg

この株、毎年こんな葉を1枚つけるのです。

RIMG1951.jpg
ソーラスはまだ綺麗な紅色を帯びていました。


なかなかどうして、愛でたいヤツです。ハァハァ…
やっぱり初めてのときはウレシイ
トウゴクシダオシダ科オシダ属
学名;Dryopteris nipponensis(「日本産の」という意味。一応日本固有種だそうで)

関東あたりでは何の変哲もない普通シダですが、初めて見たときはやっぱり感激したものです。
シダに興味を持つようになった時分、まず近所の公園でシダ探しをしてましたが、

オシダ属で見つかるのはベニシダばっか。
ようやく明治神宮でトウゴクシダを見つけつことができ、ベニシダ以外のオシダ属に会えました。

はじめベニシダが生えてらぁ、と思ったんですが、ふと見ると

新芽が白緑色!

包膜も赤くないし、最下羽片の下向き第一小羽片が

羽状に切れ込んでるではあ~りませんか!

これがトウゴクシダとの初めての出会いでした。
明治神宮でこの株を見る度に、そのときのことを思い出します。
なんだか愛しくて、明治神宮へ行くと必ず様子を見に行ってしまいます。

ベニシダによく似ています
鎌北湖のトウゴクシダ
鎌北湖2006年10月

包膜はベニシダのように赤くなりません。
ソーラス
鎌北湖2006年10月

最下羽片の下向き第一小羽片は羽状に切れ込みます(ベニシダは鋸歯縁または浅裂程度)
最下羽片基部
鎌北湖2006年10月

葉柄の鱗片。ベニシダより黒っぽい。
葉柄鱗片
鎌北湖2006年10月


初めて見た明治神宮のトウゴクシダ
明治神宮のトウゴクシダ
明治神宮2006年10月
年末になると初詣の準備のためちょん切られてしまうw


トウゴクシダに会ったところ;いろんなところでよく見かけますw

テーマ:草花 - ジャンル:趣味・実用

ギザギザが目印
コウヤコケシノブ コケシノブ科コケシノブ属
学名;Hymenophyllum barbatum(ヒメノフィルム バルバートゥム「芒(のぎ)のある」という意味)
20061119111314.jpg


コケみたいなシダ。ということでコケシノブ。
知らない人が見たら本当にコケだと思ってしまうでしょう(コケとも全然姿形が違うんですが)。
初めて図鑑で目にしたときは、こんなのシダもあるんかい、と驚き、実物を見たときは結構感動したのを憶えてます。

そのコケシノブの仲間の中でもっともよく見られるのがこのコウヤコケシノブです。
ほかの仲間(同属のホソバコケシノブ、コケシノブ等、アオホラゴケ属の仲間)とは、

葉縁にギザギザ
がついてることで簡単に見分けられます。

↓ギザギザ(図鑑などでは「葉縁に鋸歯がある」という言い方をします。)
20061119111402.jpg


葉の長さは4~8センチぐらい。幅1~3センチ。
長楕円形、一応2~3回羽状複葉。
たいてい樹幹や岩上に着生しています。
20061119111332.jpg


ソーラスの包膜はこの仲間独特の二弁状と呼ばれるもの。(他にハイホラゴケなんかは「トランペット状」になっててオモシロス)
20061119111348.jpg



ヒメチヂレコケシノブってのもギザギザしてますが、これは日本では石垣島ぐらいでしか見られないそうなので考えなくていいですね。

コウヤコケシノブにあった場所
 う~ん・・・色んなところw 奥多摩とか奥武蔵とか伊豆とか富士の裾野とか。わりとよく見かけます。

テーマ:サボテン・多肉植物・観葉植物 - ジャンル:趣味・実用

小石川植物園備忘録
先週の日曜日、小石川植物園に行ってきました。

寒風吹きすさび
むちゃくちゃ寒かったです。
ガクガク((( ゚д゚)))ブルブル


あまりに寒いので売店で暖かいスープと甘酒を求めました。
店のおばさんが買うたびに「ゆっくりしていってくださいね。」と挨拶してくれましたが、

おかーさん、寒くてとても

ゆっくりなんてしていられ

ませんよ~。



まぁ冬なので案の定シダ園のシダ達はほとんどおねんね状態。

シダ園の入り口に金剛力士像のように左右に立っているディクソニア・アンタルクティカも葉が茶色っぽくなってました。

そんな中、イノモトソウ属とベニシダの仲間が元気でしたね。


さて、この日のお目当ては植物園の奥の方、カリン林と針葉樹林の境目あたりにある

カナワラビ属がたむろする怪しい一角・・・

付近には大きなクリハランやイワヒトデ、さらに奥にはリョウメンシダまたケホシダ、イヌイワガネソウらしきシダがうじゃうじゃ・・・

あ、怪しい・・・

研究用に植えてあるんでしょうか・・・?


寒いのを我慢して観察してきましたが・・・

カナワラビ・・・見れば見るほど怪しい・・・

まずはこれ、オオカナワラビに姿形は似てるんですが・・・
オオカナワラビのようだが・・・

色がやけに明るいし、光沢がない。
古くなった葉

古くなったものは光沢のない灰緑色というか何というか・・・

葉が薄い・・・

葉も薄くて柔らかかったです。

ソーラスソーラス

最下羽片最下羽片


ひょっとしてテンリュウカナワラビ?

これの隣にコバノカナワラビが群生してまして、さらにその隣に
こんなのがこれまた群生してます。
ホソバカナワラビ?

頂羽片があるのでホソバカナワラビでしょうか?なんだか羽片の基部が広がってます。
ホソバカナワラビの羽片はもっとほっそりしていたような気がします。
ソーラスは中間生でした。なんじゃらほい?

そのホソバカナワラビに混じって、変なカナワラビが生えてました。
なんじゃこりゃ?

オオカナワラビに似ているような気がしますが小羽片の切れ込み具合がなんか変。
変な切れ込み方

ソーラスはオオカナワラビのように辺縁に寄ってます。
ソーラス

ナニコレ~?

極めつけはこれ
リョウメンシダに似てるが・・・

リョウメンシダに似てますが、色が濃いし、リョウメンシダにはない光沢が・・・
色つや触り心地が違うか?

ソーラス


カワズカナワラビってやつでしょうか?筑波実験植物園で見たものによく似てます。

う~ん、あやしい、怪しい、怪しいっ!!

1~2時間眺めてたんですがわけわからないわ、寒いわ、熱出しそうだわで早々に退散しました。

暖かくなったらまた来ようと思います。



・・・あとここ夏に来てはダメですよ。蚊と虻の餌食になりますので。

テーマ:草花 - ジャンル:趣味・実用

まさに孔雀が羽を広げたよう
クジャクシダホウライシダ科ホウライシダ属
学名;Adiantum pedatum(アディアントゥム ペダートゥム「鳥足形の」という意味)
夏緑性。根茎は短く匍匐し、葉を叢生状につける。

孔雀の羽を広げたような葉姿は一目でわかるはずです。
日光にて
奥日光2004年9月

葉の分枝の様子。他のシダに比べてかなり変わってます。偽叉状分枝と呼ばれることもあるそうです。
奥多摩大岳山
奥多摩大岳沢2004年7月
軸は紫褐色~赤褐色、細くて光沢があり美しいです。(;´Д`)ハァハァ

ソーラスは裂片の上縁に生じます。
日光にて
奥日光2004年9月

葉質は、無毛で薄い草質、鮮緑色。

芽生えのとき紅色をおびることもあります。
東大千葉演習林にて

東大千葉演習林にて
2005年4月東大千葉演習林一般公開日にて

北海道と本州の各地、四国の一部、福岡県で、山地林下の地上や岩上に生じます。


お花屋さんでよく見かけるアジアンタムの仲間ですよ~。
日本に自生しているアジアンタムの仲間は8種あるそうです。そのうち本州でよく見かけるのがハコネシダ、ホウライシダそしてこのクジャクシダ。
山へ行ったら探してみてください。わりとよく見かけます。

・・・葉姿といい、軸の光沢といい、ほんと可愛いシダです。これ。

私がクジャクシダに会った場所
 東京都;都立小峰公園、奥多摩白丸ダム、奥多摩大岳沢、奥多摩越沢、奥多摩御前山、奥多摩小河内ダム
 千葉県;東大千葉演習林
 埼玉県;武甲山
 栃木県;奥日光湯川
 山梨県;富士山精進湖登山道、青木ヶ原
 静岡県;須津川

あと高尾山(6号路、日影沢林道)にもあるそうだが、見たことない。見落とし?
 

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